なかなか理想の依頼先にめぐり合えない

近代建築の三大巨匠と呼ばれる、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエの三人はそれぞれに名建築と呼ばれる住宅を残しています。そんな名建築も建て主とのトラブルが絶えなく、今風に言えば欠陥住宅ともいえる状態だったそうです。当時の建て主からすると、その建物が世界遺産候補になるなんて想像もできないことでしょう。
さて、テレビなどでも欠陥住宅がクローズアップされ気にしている方も多いと思いますが、その心配がない依頼先を選ぶにはどうすればいいのか。神奈川県在住のDさんを参考に考えてみたいと思います。

基本情報

神奈川県在住Dさん

神奈川県在住Eさん

  • 進行状況:依頼先選定中
  • 構造:未定

相談内容

どんな建物を建てたいのかも解らなくなる

都内在住のDさん、両親から相続した住宅の建替えを計画していて、もう4~5年も依頼先選びで悩んでいます。資料を取り寄せプランや見積もりを作ってもらっているのですが、結局契約に結び付くことはありませんでした。木造から鉄骨、鉄筋コンクリート造など構法も選ばず、手当たり次第という感もありますが、目についた会社はほぼ資料請求したそうです。それでも理想の依頼先が見つからないので、どうしたらいいのか困り果てています。

それでは、Dさんの選んだ依頼先から3社ピックアップして選んだ理由と断念した理由を見てみましょう。

依頼先としてピックアップし、断念した理由とは?

■ ハウスメーカーA社
 ○:鉄骨造で信頼もあり、ルーフバルコニーが魅力的。
 ×:見積書の内容が「一式」ばかりだった。

■ 工務店B社
 ○:桧の柱と自然素材をふんだんに使い、健康的な住宅が魅力的。
 ×:現場監督の担当件数が他社よりも多い。

■ 建築家C氏
 ○:開口部を広く取り開放的なデザイン。キッチンも特注品。
 ×:工事監理は新人の所員が担当すると聞いて断念。

ほかにも数十社とやり取りをしているのですが、断る理由は同じようなこと。気分的に盛り上がっても、些細な欠点を見つけてしまうと一気に覚めてしまうそうです。さすがに新人に監理を任せるのは問題ありそうですが、「経験のある人に」と言えなかったのでしょうか。A社の場合は初回、「資金計画書」の段階なので詳細見積は必要なかったのですが、本を読んで「詳細見積をチェック」「一式の見積はアブナイ!」というのが頭にあり、危険なメーカーと判断したそうです。この調子でいくと永遠に依頼先が見つかりそうにありません。


欠陥はどこにでも潜んでいる

B社の場合も実際は問題なく現場管理を行っているので、Dさんの心配しすぎといった感じがあります。欠陥住宅になる事を恐れるあまり、慎重になりすぎるのも問題です。別な言い方をすれば欠陥はどこにでも潜んでいます、欠陥工事にならないよう設計や工事のチェックをするほうが大切です。欠点を見つけたら改善策を見つけることで成功へ進むことができるでしょう。

写真のル・コルビュジエのサヴォア邸は、工事の遅延、工事費の大幅な超過、改善されない雨漏り、断熱性が低くとても寒い、と言ったクレームを建て主から再三受けていています。にもかかわらず20世紀を代表する名建築なのです。建築史家の藤森照信氏によると名建築の条件は「美しいこと」結論付けていますが、これは一般的には厳しいですね。皆さんにとって「良い住まい」の条件とは、優先順位を付けて整理をしてみるといいかもしれません。

OZONE住まいづくり相談コンサルタントより

欠陥住宅の可能性はどこにでも起こりえるので、それを恐れていては先へ進めません。工事中の第三者チェックなどの対策をすることで、欠陥工事をさせないことを重視するといいですよ。

住まいづくりセミナー※お申込みはこちらから

イベント情報

子育てファミリー向けサポート施設子育てふぁ〜む

リビングデザインセンター オゾンとは

新宿パークタワーにある施設で家具や収納、フローリングなどたくさんのショールームがあります。

Living Design Center OZONE

CLUB OZONE[住まいる]会員


無料セミナー多数開催 住まいづくり、インテリアのことならOZONEのショールームへ 東京ガスグループのOZONE。新宿のOZONEにあるショールームなら、住まいづくりのヒントやこたえにきっと出会えます。 年間60万人が訪れるOZONEへ来てみませんか? OZONEをチェック!